Muskox (Ovibos moschatus)
カナダからグリーンランドのツンドラ地帯にすむカモシカの仲間。
極寒の気候に対応した長い体毛と、大きくて幅広い曲がった角が特徴。
夏の間はツンドラを移動しながらホッキョクヤナギやツンドラ草を食べ、冬には蹄を使って雪の下から植物の根やコケ類などを掘り起こして食べる。
長く硬い外毛に被われた下毛は「キヴィアット」と呼ばれ、カシミアより柔らかくウールより暖かい高級繊維として有名。
肉と毛皮目当ての乱獲により、かつて絶滅の危機に瀕したが現在は保護されている。
オオカミなどに襲われた時には、子ウシを真ん中に囲んで外側を向き、円陣を組んで守る。
[仕様]
中に鈴が入っています。
サイズ: 8.5×6.0㎝
材料: 牛革。豚革、丸牛ヒモ、鈴、丸カシメ
《参考》
「イラストで学ぼう!北極圏の動物たち ジャコウウシ」坪田敏男監訳、丸善出版(2020)