【カッコウのヒナの托卵エッグスタンド】
カッコウのヒナは、本来の巣の主のヒナよりも早く孵化する。そしてまだ目も開かない状態で、宿主の卵を背中に乗せ、巣の壁をよじ登り、外へ捨てる。先に孵化したヒナが居ればそれも押し出す。
ずる賢いとか残酷とかでなく、巧みで鮮烈な「生き残り戦略」にシビれるって話。
他の鳥の巣に卵を産みつけて、仮親に育てさせる「托卵」。日本ではカッコウの他にホトトギス、ジュウイチ、ツツドリなどが知られる。
托卵されるのはモズ、オオヨシキリ、オナガなど様々で、いずれも自分とは似ても似つかない子を育てることになる。
カッコウの卵を見分けて捨てる場合もある。
「カッコウの托卵 進化論的だましのテクニック」ニック・デイヴィス著、(地人書館)
「郭公ー日本の托卵鳥ー」吉野俊幸著、(文一総合出版)
「もずのこども」おのきがく文・絵、(講談社)
素材: 豚革、金属鋲(目)、針金
※ 木製鶏卵をひとつお付けします。